上の写真のように、時間の経過とともに外壁の汚れやカビ、塗料のひび割れ、そしてはがれたりすることがあります。
透湿性が低い樹脂系塗料によるものが、原因の大きな要素といえます。
ここに紹介します、シリケート塗料は下地に浸透し化学反応が起き、塗料が下地と一体化し、高い密着性を発揮します。
また、樹脂被膜に覆われた樹脂系塗料と違い、日光が直接色素に届くことで美しい発色です。
1878年にドイツのカイムさんの発明により、世界中で愛用され続けている歴史ある商品です。
弊社では、このカイム社の外壁用塗料『ロイヤラン 』と室内用『ビオシール』を在庫し、ご希望の色に調色して必要量を出荷しております。
本州地域内は、発注からおおよそ1週間以内のお届けになります。
信越ビーアイビー社屋外壁東面 カイム社(ドイツ)シリケート塗料『ロイヤラン』 施工 2016年11月23日撮影
写真右半分がモルタル仕上げ左半分がコンクリート板仕上げで、下地調整フィラーまでを左官屋さんにお願いし
あとはローラーとハケで弊社社員でカイム・ロイヤランを塗装仕上げ (2度塗り)しました。
いつでも見学できますので、この美しく、劣化しにくい塗料を肌で感じてみてください。
築25年のお宅の改修前の外壁(特に塀)は色あせ・塗装が剥げてきていました。
水による高速洗浄後、カイム社(ドイツ)の天然原料シリケート塗料「ロイヤラン」を施工しました。
ロイヤランは撥水性のシリケート塗料で、様々な厳しい気象条件から建造物の外壁を保護します。
ロイヤランは特に湿度の高い地域に適した塗料です。
純粋な無機色素と充填剤によって変色や色褪せが起きず、不燃性ですので安心です。
あらゆる鉱物系下地にお使い頂けます。
高い耐久性によって補修塗料の回数が減り、長期に渡りとても経済的です。
ロイヤランは高い透湿性を持ちながらも水滴はよせ付けませんので、酸性雨に対しても非常に効果的です。
天候・直射日光・酸性雨・空気中の汚れや有害物質等、様々な要素から塗料面は常に影響を受けています。
これにより、塗料の色素とバインダーがダメージを受け、色の後退が起きたりセルフクリーニング作用が低下して行きます。
カイムのシリケート塗料は、様々な要因から受けるダメージに対し高い抵抗性を有しており、
何年にも渡る暴露試験でもその耐久性が証明されています。
色褪せの度合い
(ドイツの塗料試験センターiLFによる屋外暴露試験の結果)
(※率が低いほど色褪せがないことを示している)
(ドイツの塗料試験センターiLFによる)
写真は塗布後8年経過したもの
(左:屋内で8年経過 右:屋外で8年経過)
カイムのシリケート塗料
屋内外共に塗装面の状態は非常に良く、
ひびや気泡の発生・色の後退が無い。
シリコン塗料
内外共色褪せが顕著
アクリル塗料
特に屋外で色褪せが顕著
カイムのシリケート塗料は不燃性です。溶剤や保存料を使っていないので臭いがなく、万一の火災発生時にも有毒ガスが発生しません。
燃焼実験 ペーパータオル二枚を使った燃焼実験。
それぞれ端をやや残してアクリル塗料とシリケート塗料を塗布し乾燥させ、端を重ね合わせて点火しました。
(左:アクリル塗料 右:カイムのシリケート塗料)
1.点火直後
両試験体共、端は塗料が塗られていないので燃え上がります。
2.5秒経過
写真左のアクリル塗料試験体は燃え上がります。右のシリケート塗料試験体は燃えて行きません。
3.15秒経過
アクリル塗料の試験体は燃え続けています。シリケート塗料の試験体は塗料の部分で消化しました。
カイムのシリケート塗料はバインダーに水ガラスを使っています。太陽光線がバインダーを通って色素に届きますので美しく発色します。水ガラスは耐久性が非常に高く、紫外線からの影響が色素に及びません。
樹脂系塗料では色素が樹脂に包まれているため、太陽光線が直接色素に届かず発色があまり美しくありません。
シュタイン・アム・ラインの建物(スイス)
オペラハウス(シドニー)
フンデルトヴァッサー・アパートメント
(プロッヒンゲン、ドイツ)
市民センター
(ブルクキルヒェン)
フォトニックセンター
(ベルリン)
ランクセス・アリーナ
(ケルン)
ロイヤル・オペラハウス
(英国)
カイム塗料をみんなで社内を塗装しました。
塗装は素人の我々ですが、思ったより簡単?
あの塗料特有の臭いがまったくありません。
気持ちがいいです。
仕上がり具合は是非とも弊社に来てください。
いままでのビニールクロスを剥がし、吸放湿性にすぐれた、天然の塗装下地壁紙ルナファーザーを貼りなおした上に施工をしました。
上記4枚写真は、お客様が正月休みを利用して、ご家族でカイム・室内用塗料『ビオシール』を直接塗装仕上げしました。
浸透性によりムラがなく素人とはおもえない、きれいな仕上がりです。